前回の記事でも書いていますが、実際はかなり情報不足で友人の意見を頼っていました。
結果としては「順天堂医院」で無事に出産し、医師や助産師の皆様には不満は全くなかったですし、安心して出産する事ができ感謝しています。
ただ、今思えば先に知っていたら慌てずにすんだかも、もっと違う観点から病院を選ベばよかったのかも?と思う時もありましたのでご参考までに妊娠する前に知っておきたかった事を記載しておきたいと思います。
・「順天堂医院」の分娩予約は早めに必要だが、早すぎてもダメ
・「出生前検査」の実施可能な期間は短い
・「NIPT」が実施可能な医療機関は少ない
・個室の料金、部屋の綺麗さも知っておきたかった!
私が不勉強だったため基本的な事もありますので、これから妊活される方、妊娠がわかったけどリサーチをしていなかった方などの参考になればと思います。
Contents
病院の分娩予約は早めに必要、でも早すぎもダメ
妊娠がわかって病院を検討したので「順天堂医院」に行こう!と予約についてホームページで確認しました。
「順天堂医院」での分娩予約について
ただし妊娠8週以降、超音波検査で赤ちゃんの大きさを正確に計測でき、分娩予定日が確定してから予約を受付けますので、ご注意下さい。
必ず紹介状を持参の上、ご来院ください。
早ければ早いほど予約がとれる!というわけではなく、8週目以降でないと行っても予約が取れない事を知りました。
また紹介状が必要という事だったので、大急ぎで子宮筋腫の検査で通院していた婦人科で紹介状を書いてもらいました。
出典:順天堂医院 産科
分娩予約が埋まっていないかは事前にこちらで確認する必要があります。
出典:順天堂医院 産科
不勉強でしたが・・・。出産まではだいぶ先の事なので、こんなに早く予約が埋まってしまうという認識がなくちょっと焦りました。
また、8週前には行っても予約を取れない事も知らなかったです。
初診は紹介状を持っていても予約が取れないと、電話で事前に確認をしたので長い時間並ぶ覚悟で病院に行きました。
私は平日の朝7時半から並び、8時から診察券を作る、紹介状の提出等の病院の受付を行い、最終的に産科での診察を終えて分娩予約を取るころには12時すぎくらいまでかかりました。
血液検査などで20分並んだりしたので、産科以外で過ごした時間の方が長かったかもしれません・・。
会計も20分かかりました。すぐにクレカ払い登録し、次回からはほぼ並ばずに済みましたので登録は絶対するべきです!
薬の受け取りは60分程度かかるので、診察時に「院外処方」で出していただくようにお願いすることをお勧めします!
念のため1日仕事を休みにしていたので大丈夫だったのですが、病院での初診の時間が5時間程度かかることも事前に知っておくとよかったなと思いました。
他の病院の分娩予約について
ご参考までに他の検討していた病院の予約は以下になります。
国立成育医療研究センターの場合は予約は取れるようですが、2週先の1週間分の予約を毎週月曜日朝9時より受付開始しているみたいです。紹介状も必須ではないようです。電話で予約を受け付けています。
出典:国立成育医療センター
愛育病院は予約診療制で、こちらの電話で予約を受け付けています。特に紹介状についての記載はありませんでした。
出典:愛育病院
出生前診断(クワトロ検査・NIPT)の実施可能な期間は短い
「順天堂医院」での初診の際に「出生前診断」についての説明会に希望があれば出席してください、という案内を受けました。第1・第3土曜日のようです。
この時まで「出生前診断」について調べていなかったので説明会に出席しました。
出生前検査とは、胎児が生まれつき内臓の形の異常や染色体異常(先天異常)をもっていないかなどを、お母さんのおなかの中にいる間に調べる検査です。前もって知っておくことにより、生まれた後の治療やこころの準備ができる場合がある一方で、診断がつくことによって悩みが増える場合もあります。検査には染色体異常の診断やリスクを判定するもの(遺伝学的検査)と脳や心臓などの臓器の異常を診断する形態学的検査(超音波検査)があります。
出典:国立成育医療研究センター
このブログでお話ししている「出生前診断」は遺伝学的検査の方になります。
説明会で知ったのですが、「出生前診断」には検査をする期間にかなり限りがあり、しかも検査機関が少ないということでした。
検査は種類が2通りあって、まずそのいづれかの方法で検査をし染色体異常の確率を出します。(非確定検査と言うそうです。)
確率が高く「陽性」と結果が出た場合に、希望すれば「羊水検査」と言う確定検査を行うとの事でした。
【クワトロ検査】
妊婦さんから採血した血液中の4つの成分を測定して、赤ちゃんがダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査。
検査推奨時期は、妊娠15週から17週頃までです。
妊娠15週0日から21週6日まで検査をすることが可能ですが、クアトロテストの結果を見てから羊水検査を受ける場合があるため、17週頃までに受けることが望ましいです。なお、妊娠15週未満では検査できません。
出典:LabCorp
【NITP】
NIPTは妊娠10~16週に採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての確率(陽性、陰性、判定保留)を計算する検査です。
出典:国立成育医療研究センター
両方の検査は共に実施できる期間が異なり、しかもかなり限られていました。
もしも陽性となった場合には確定検査の「羊水検査」を受けるとなると、早めに検査をスタートしないと期間がなくなってしまうという事を知り焦りました。
NIPTが実施可能な医療機関は少ない
上記の「クワトロ検査」は「順天堂医院」で実施可能ですが、「NITP検査」は「順天堂医院」経由で「国立成育医療研究センター」に予約が必要でした。
ちなみに説明会の二日後に問い合わせしたらもう予約はほぼいっぱいでした。日時もそもそも病院の指定に合わせて来院する仕組みで、こちらからの希望の時間は通りません。
実は「NIPT」は実施できる施設がまだ少なく、日本医学会が認定している施設となるとかなり少なくなるため予約が困難なようです。認可していない医療機関でも実施していました。
出典:NIPTコンソーシアム
気になって違いを調べては見たのですが、認定施設との大きな差は「遺伝カウンセリング」のようです。
認定は、「遺伝カウンセリング」と検査後に適切な診療が受けられるような施設をもつ医療機関に与えられているそうです。認定されていない医療機関は「遺伝カウンセリング」は行わず、検体を英国の検査会社に送ってNIPTを実施している施設との事でした。
今まで出生前診断について知識が全くなかったため、検査実施できる期間の短さ、検査の種類の違い、その後に続く検査、そして結果をどう判断するのか・・・等の焦りと不安だらけになりました。
費用も検査ごとに異なりますが検査だけで最大20万程度はかかります。
事前にこういう情報を知っていたら、もっと焦らず自分の考えをまとめておいて、迅速に行動ができたのになぁとつくづく思いましたし、
また、「順天堂医院」を経由して「国立成育医療研究センター」で検査をする必要があるならば、そもそも「国立成育医療研究センター」で分娩予約を取っておけばよかったのではないか?と候補として悩んでいたので今更ながら考えてしまいました。
病院を悩んでいる時は、病院の基準に「実施可能な出生前検査の種類」などは考えていなかったので情報不足だったなと・・・。実施するしないかはともかく選択肢は多い方がいいなと思いました。
出生前診断の種類
出生前診断の実施期間や違い、大まかな費用をまとめたサイトがありましたのでご参考までに。
「確定検査」の「羊水検査」については流産の懸念もあるため、かなり慎重に判断するように説明をされました。
出典:NIPTコンソーシアム
病院の個室の綺麗さ、料金も知っておきたかった!
ここからは退院後に思ったお話しですが、入院した個室の料金や部屋の綺麗さについてやや気になったので調べてみました。
「順天堂医院」の入院で私は個室を選択しました。おかげで赤ちゃんが泣いても周囲の人の反応を気にせずには済みましたし、産後は腰痛で歩行困難な状態だったのでトイレもあって助かりました。
が、残念な事に設備がとても古い感じがしました。扉は鉄で重く、閉める時に音がしないよう赤ちゃんを連れながらすごく気を使いましたし、トイレも暗くて狭く、換気も良くなかったです。
私の入院時の個室の料金は35,000円/日(税抜き)の一択でした。都内のそこそこのホテルに泊まれちゃいますよね。シャワーはついていないです・・。
ホームページの施設案内にも何故かお部屋の写真と料金の記載がなく、、(私が見つけられなかっただけかもですが)診察後にもらったパンフレットに記載がありました。
気になって他の検討していた病院を調べてしまいました。
【国立成育医療研究センター】
個室料金:19,000円〜22,000円(税抜き)(22,000円のお部屋はシャワーもついてました。)
写真も綺麗そうでした。一番高い部屋でも13,000円も差がありました。
出典:国立成育医療研究センター
【愛育病院】
個室料金:20,000円〜70,000円(税抜き)
こちらは4段階の料金設定で、20,000円のお部屋はトイレ付き、25,000円と30,000円のお部屋はトイレ・シャワー付き、70,000円のお部屋はソファ付きとの事です。
それぞれのお部屋の写真も欲しいところですよね!おそらくホームページにある以下のお写真が70,000円のお部屋かな?と想像しました。
愛育病院は待合室なども綺麗な病院なので、おそらく他のお部屋も美しいのではないかと想像しました!
出典:愛育病院
ちなみに「順天堂医院」の「LDR」と呼ばれる陣痛開始 ~ 分娩 ~ 分娩後の回復までを過ごすお部屋ですが、こちらは新しくとっても綺麗でした。
陣痛中にずっと綺麗な壁紙の柄を数えていたので・・はっきり覚えています。病棟の方が古いんだなぁと個室に移ってから思いました。
出典:順天堂医院 産科
まとめ:高齢出産の私が妊娠前に知っておきたかった事
繰り返しですが、「順天堂医院」の医師や助産師の皆様は素晴らしく、医療的には何も不安はなく無事に出産できてとても感謝しています!
が、角度を変えると色々と検討しておけばよかったかも?という点もありましたので、事前に知っておきたかった事として記載いたしました。
- 「順天堂医院」の分娩予約は8週以降でなるべく早く
- 「順天堂医院」の産科の初診は受付〜会計まで約5時間はかかる
- 「出生前診断」は実施可能期間が短い
- 「NIPT」は実施可能な医療機関が少ない
- 個室の綺麗さ、料金も差があるので注意
妊活中の方、妊娠が判明して間もない方などの参考になれば幸いです。
以上、フニ子でした。
また、高齢出産だった私の病院選びから、妊娠中に使用して役に立ったアイテム、出産間近に逆子になってしまったことなどを以下の記事にまとめていますので興味があればご一読ください!