産後は様々な育児の悩みが発生しますが、そのひとつが赤ちゃんが夜寝ない!というもの。
私は『ジーナ式』という「赤ちゃんが朝まで眠ってくれる育児方法」を実践してみました。
本記事では『ジーナ式』についてご紹介します。
- カリスマ・ナニーが提唱?『ジーナ式』で赤ちゃんが夜眠る!
- 『ジーナ式』の具体的な育児方法
- 私が『ジーナ式』を選んだ二つの理由
- 生活スケジュールが細い!『ジーナ式』を実践
- 『ジーナ式』の結果、赤ちゃんが夜長く眠るように!
これから出産される方や、赤ちゃんが夜眠らない事で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
生後0ヵ月で役に立った物についても記事にしているので興味があれば読んでみてください。
Contents
カリスマ・ナニーが提唱!『ジーナ式』は赤ちゃんが夜寝るようになる育児方法?
妊娠中は出産することばかり考えていて、その先の育児について考えが至っておらず・・・。
産休に入ってからやっと育児について調べたり、ママさん達のブログ記事を読むようになりました。
先輩ママさんの記事で一番見かける悩みは、寝不足とホルモンバランスの崩れによる体調不良。寝不足の原因は、生後しばらくたっても赤ちゃんが夜寝てくれないというもの。
そんな中数人の方が『ジーナ式』を試した結果、赤ちゃんが夜眠ってくれるようになった!と書いていたので興味を持ちました。
ママブログで知った『ジーナ式』について本を読んでみる
それまで『ジーナ式』という言葉を聞いたことがなかったのですが、赤ちゃんが夜眠ってくれた!というキーワードは非常に魅力的(✦ω✦ )
私が実践するにあたって読んだ本は『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとお母さんの快眠講座』
快眠講座と言われるとすごく興味が出ますよね♪
『ジーナ式』とはイギリスのカリスマ・ナニーが提唱する育児方法
『ジーナ式』のジーナはジーナ・フォードさんというイギリスのカリスマ・ナニーの方のお名前。
そもそもナニーとは?
ナニー(Nanny)は在宅や訪問でベビーシッターと家庭教師をする、イギリスが発祥の職業です。ただ子どもの面倒を見たり遊び相手になったりするだけではなく、勉強や躾を教えるなど教育的面が強くなります。
ナニーになると「保育のプロ」として専門のトレーニングを受けて知識や技術をもった人が、子どもを見るだけではなく子どもの送迎や料理、家事など、様々な仕事をこなしてくれます。ナニーとして生計を立てる人も多く、住み込みで働くケースもあります。日本的に言えば「住み込みの家政婦さん」に近い職業という感じです。
イギリス発祥の職業で、赤ちゃんのお世話だけでなく教育や躾もするようですね。
つまり、保育のプロの中でも更にカリスマが提唱する育児方法が『ジーナ式』!
カリスマ・ナニーの「ジーナ・フォード」さんとは?
著者のジーナ・フォードさんはどんな方なのでしょうか。
ジーナ・フォード
上流階級や著名人、ポップスターの家庭でカリスマ・ナニーとして12年間働いた後、1999年に本書を出版。その実績に徹したメソッドは口コミで徐々に広がり、2006年4月発売の新盤を含め、90万部のベストセラー育児書となる。
出典:『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとお母さんの快眠講座』
他のサイトの紹介などでは著名人だけではなく300人以上のお子さんのお世話もしているとか(゚Д゚ノ)ノ
経験豊富で有名なナニーさんの提唱する育児方法なら当然注目されますね!
賛否両論?『ジーナ式』育児方法の具体的な内容
ジーナさんの正体はわかりましたが、彼女が提唱する育児方法とは具体的にどんな方法でしょうか?
私なりに本の内容をまとめました。
『ジーナ式』とは、「生後週数に応じてジーナさんが提案する生活スケジュールに従って赤ちゃんのお世話をすることで、赤ちゃんの生活リズムが整い、結果として夜眠るようになる」という育児方法
赤ちゃんの成長(体重や食事量など)と生後週数に応じたスケジュール通りに生活すると、赤ちゃんが昼間眠りすぎたりせず、お腹も満たされ、夜に眠るように( ✧Д✧) !!
もちろん生後0か月~2ヵ月くらいの赤ちゃんは夜中に授乳が必要なので、その期間は夜中は起きるスケジュールになっています。
赤ちゃんが夜眠ってくれるなら素晴らしい育児方法だ!と思ったのですが、実は『ジーナ式』には賛否両論あるようです!
一般的には、赤ちゃんの欲しがる時に欲しがるだけ授乳(デマンド・フィードと言います)し、大人はそれに寄り添って生活していく育児スタイルが主流。病院で助産師さんから指導を受けた際も同様でした。
『ジーナ式』では一般的に推奨されているデマンド・フィードではなく、大人の作ったスケジュールに赤ちゃんの生活スケジュールを合わせるため、大人の都合でけしからんという批判もあるようでした( ›ω‹ )
私が『ジーナ式』の育児方法を選んだ二つの理由
批判があることもわかりましたが、具体的な方法を知った上で私が実践してみようと思った理由を二つお話します!
理由1:『ジーナ式』で赤ちゃんのニーズを満たせる!
私は出産も子育ても初めて。子供も親戚や身近にいなかったので未知の存在・・。
妊娠後期になるにつれて、赤ちゃんに上手く接する事ができるのか?不安は次第に大きく・・( ˃ ˄ ˂̥̥ )
理由のひとつ目は、そんな不安な時に本のジーナさんの言葉を読んで共感したからです。
「ジーナ式生活スケジュール」を実践すれば「お腹が空いた」「疲れている」などのメッセージを読み取って赤ちゃんがあなたにどうして欲しいのかが手に取るようにわかるようになるでしょう。そしてすべての欲求を満たされたハッピーな赤ちゃんはだいたい生後6週から10週もすると夜通し眠るようになる場合が多いのです。
私の唱える生活スケジュールの核心は、たとえわずかな時間でも赤ちゃんが泣かなくてもすむように先読みして赤ちゃんのニーズを満たすことなのです。
出典:『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとお母さんの快眠講座』
大人のスケジュールに当てはめる、と聞くと押し付けのようなイメージもありましたが、『ジーナ式生活スケジュール』はカリスマ・ナニーの経験に基づいた赤ちゃんにとって心地よいスケジュールのはず!
素人の私よりいいに違いない!そして赤ちゃんがハッピーになるなら文句なし!
それに赤ちゃんのニーズを先読みできるなんて魔法みたい(๑’ᴗ’๑)
赤ちゃんの気持ちがわかればお互い穏やかに暮らせるはず!とその時は思いました・・・残念ながら魔法のようにはなりませんでしたが( ;∀;)
理由2:ジーナ式生活スケジュールで自分の生活が整う!
私は元々せっかちで余裕がなく、しかも心配性な性格(-_-;)
赤ちゃんが予想外の事をしてイライラしてしまうんじゃないか、赤ちゃんにいつも優しく接する事ができるか、これまたすっごく不安に(´;ω;`)
そもそも退院して家に帰ってきたらどんな風に生活したらいいの?未知すぎてめちゃめちゃ心細い・・・。
これらの不安を解消できるのが『ジーナ式』。
1日をどう過ごしたらいいのかわからないなら、一旦「ジーナ式スケジュール」に従って行動したら途方に暮れることはないのでは?
「ジーナ式生活スケジュール」を導入する事で1日の生活が整い、自分に少しでも余裕ができ、イライラも減って赤ちゃんにゆとりをもって接することができたらハッピー!
・赤ちゃんのニーズを満たせてお互いハッピー
・ジーナ式スケジュールで自分の生活も整い、育児中の心にゆとりがもてる
この二つ理由で『ジーナ式』の実践を決定しました!
生活スケジュールが細かい!『ジーナ式』を実践!
ジーナ式スケジュールは生後週数に応じて細かく更新!
ジーナさんは、赤ちゃんの生後週数に応じて、起床から授乳時間・お昼寝・就寝の時間・お母さんの搾乳の時間、などなど1日の生活スケジュールを細かく設計しています。
参考までに生後2~4週目のスケジュールを記載!
【生後2~4週目】
■午前7時:赤ちゃんを起こす。オムツを替えて授乳開始(7時45分までに終了)
※この後最長2時間は赤ちゃんに起きていてもらう
■午前8時:自分の朝食を食べる
■午前8時45分:赤ちゃんを寝室に連れていく
※寝室は暗くする
■午前9時:最初のお昼寝
※1時間半を超えないように。この間哺乳瓶や搾乳器などを消毒
■午前9時45分:カーテンを開けて赤ちゃんが自然に目を覚ますのを待つ
※何分眠ったかに限らす午前10時には完全に目を覚ます事
■午前10時30分:授乳開始、その後プレイマットで運動
※午前11時15分以降の授乳は避ける
■午前11時30分~45分:赤ちゃんを寝室に連れていきお昼寝開始
※寝室は暗くする
■正午~午後2時:お昼寝から起きる
※赤ちゃんを2時間以上は寝かさない
■正午:自分のランチ・休息、この間哺乳瓶や搾乳器などを消毒
■午後2時:この時間までに赤ちゃんを起こし、授乳開始。その後プレイマットで運動
※午後3時15分以降の授乳は控える
※午後7時の就寝がうまくいくように午後4時までは赤ちゃんを寝かさないようにする
■午後4時:お昼寝、お散歩
※午後5時以降赤ちゃんを眠らせない
■午後5時:赤ちゃんを起こし授乳開始
■午後5時45分:お風呂と就寝の準備
■午後6時~15分:お風呂に入れる
■午後6時15分:授乳開始
※寝室で薄明かりで行う。赤ちゃんに話しかけたり目を合わせたりを控える
■午後7時:就寝(寝かしつけ)
■午後8時:自分の夕食・休息
■午後10時~30分:明かりをつけて赤ちゃんが起床するようにする
■午後10時30分:授乳開始
※授乳は1時間以内に
■午前4時前:この時間に目を覚ました場合は授乳量を全量あげる
※午前4時以降に目を覚ました場合:半量を授乳し午前7時に残りをあげる
※午前6時に起床した場合:半量を授乳し午前7時30分に残りをあげる
実はこれでもかなり省略・・・。
実際は各項目に対して注意事項や具体的な方法が記載され、授乳量も詳細に指示が!
さらにさらに上手くいかなかった時の解決法も記載されてます。(それでも解決しない時は多々ありますが・・)
大事なのはスケジュールよりも、なんでこの時間これが必要なのか?という意図を理解する事!意図を理解する事によって、多少スケジュールが狂っても臨機応変に対応できます。
スケジュールは、赤ちゃんの体重や授乳量、昼間起きていられる時間など、次のステップのスケジュールに進む条件が記載されていて、だいたい2週間ごとにステップアップしていきます。
実践した結果、できなかった事とできた事
残念ながら、結果としてはこのスケジュールを毎回忠実に守ることはできませんでした・・。なにしろ細かいのと赤ちゃんは簡単には思い通りにはならない(。>ㅅ<。)
授乳時間やおおまかな授乳量は守っていましたが、うちの子は昼間にお昼寝をしないタイプで昼間の寝かしつけは失敗。
また夜中の授乳後になかなか寝てくれず、、この時期は2時間くらいは寝かしつけのために部屋を歩き回ることも( ノД`)
『ジーナ式』では寝かしつけの際に抱っこや授乳をする等しなくても生活のリズムが整い、暗い寝室に異動させることで赤ちゃん自身が寝ることを理解し眠るようになるはず。
しかしうちの場合は暗い部屋に異動させると寝かしつけられる!と思うようになったらしく、逆に昼間などのたいして眠くない時は泣いて抵抗されるように・・(˘•ᴥ•˘)
うまくいかない事もありましたが、できた事もありました(๑•̀д•́๑)
スケジュールを追いかけて実践することで生活リズムが整い、育児のリズムを早くつかむことができ、1日のスケジュールも立てやすかった(๑˃̵ᴗ˂̵)و
長時間の外出や旅行先でもこのスケジュールを意識して授乳や就寝を行うと、泣いたり、ぐずったりすることも少なく、大人もそれに合わせて行動を組み立てられるので便利!
ステップアップの際も細かく条件や変更点が記載されているので、今後どうしたらいいの?と困ることもなかったです。
そして、生後2週~4週は夜中も寝てくれない事が多かったのですが、6週くらいになると夜中も寝てくれるように!
現在生後5か月ですが、夜は午後6時30分~10時30分まで、午後11時30分~午前5時30分までは寝てくれるようになりました!午前7時まで寝て欲しいのですが・・そこは力及ばず。
ちなみに実践した理由1の「赤ちゃんのニーズを先読みして満たす!」はなかなかハードルが高い(;^ω^)
なんで泣いているのかわかるときもあれば、全くわからない時もある・・魔法のようなことにはなりませんでした(´ε`;)
結果としては、「快眠講座」という本のタイトル通り快眠には成功!!
ジーナ式を実践した感想まとめ
私が『ジーナ式』を実践してみた結果のまとめになります。
- 生活スケジュールの指針になるので育児の生活リズムが早く整う
- 生後6週目くらいから夜は長く眠るように
- 昼に寝室に連れて行くと警戒される
- 育児のスケジュールが決まっているので大人のスケジュールも組み立てやすい
- 赤ちゃんのニーズの先読みは不完全??
実践による効果があった事もあればなかった事もありましたが、夜長く眠ってくれるようになったので寝不足は生後6週目以降からかなり改善!!
厳密にスケジュールを実践することは困難でしたが、スケジュールの意図を理解し『ジーナ式』のエッセンスを参考にすると、生活リズムが整い、心にゆとりが生まれました(๑’ᴗ’๑)
以上、カリスマ・ナニーが提唱する『ジーナ式』育児方法についてご紹介しました。みなさまのお役にたてば幸いです!
また、以下の記事では『ジーナ式』をするにあたって使用したアイテムをはじめとした子育てに役立ったアイテム、赤ちゃんが泣き止む音楽、お宮参りやハーフバースデーなどのイベントについてまとめています。
興味のある方はぜひご一読ください。